海外で働きたい、という方が周りで増えているように思います。
昔は日系企業の駐在か、現地企業への就職がほとんどだったと思いますが、時代のおかげで
今はもっと選択肢が広がってきています。
わたしはもともと現地企業就職を考えていましたが、現地企業就職→海外フリーランスとなり、
フリーランスが自分には合っていると感じたので、フリーランスになるか迷っている方や、
なれるか不安に感じていて踏み出せない方に、その理由と経験談が参考になればと思います。
目次
1. 就労ビザが取りやすかったのでドイツへ
私ははじめの海外拠点として、ドイツのベルリンを選びました。
理由としては、「就労ビザが取りやすい」というのが一番。
そのほか、「多国籍で英語が通じる」「スタートアップが盛り上がっている」
という理由も決め手となりました。
ただ、実はわたしがドイツに来た2017年は、
ちょうど徐々に就労ビザの取得条件が厳しくなってきているときでした。
2. 2週間で現地企業から内定
とはいえ、就労ビザが取れている人はいるので、やるしかないと思い
ドイツに来てからは、特に観光などもせずにすぐに就職先を探しました。
毎日ネットで情報収集をしつつ、色々なメディアを使って就職活動をしていました。
▼当時よく使っていたのはこちら
MixB、Berlin Startup Jobs 、Indeed 、facebookグループ(Berlin Startup)、LinkedIn など。
やりたいと思った仕事は、すべてCVを作りアプローチ。
facebookグループは複数入り、グループ内で自己紹介などしてアピールしました。
日本やアジアマーケットに展開したいサービス運営者などからはメッセージもらったことも数回。
↑こちらのお仕事は条件がマッチせず
運よく日本語スピーカーの求人をIndeedで見つけ、探し始めて1週間ほどで初めての面接(Web広告代理店)。
そこが落ちてもう一社面接がすすみ、ドイツに来て2週間で就職先が決まりました。
MBA取った人でも就職できていないというような恐ろしい話を聞いていたので、不安すぎて毎日焦っていましたが
たまたま、前職のIT企業でやっていた分野のマーケティング職を探していたとのことで、すぐに採用となりました。
英語も大して話せないので、本当に運が良かった。。
3. 3ヶ月で現地企業を辞める
運よく入った会社は、、なんと3ヶ月で辞めました。
理由は会社への信頼が一切なくなったためです。
あとは私の価値が会社にとってあまりないと感じてしまっていたというのも理由です。
スタートアップだったのですが、マーケティング(私の担当)をやるまで会社として思ったより時間がかかりそうということで、やりたい仕事ができなかったり、会社として優先すべき仕事が私でなくても良さそうなもので、「わたしじゃなくていいしあまり貢献できない・・」と思いました。
またわたしの英語力がまだまだ足りなく、会議などでも思うように発言できずで業務以外の部分でも価値が出せていないなと感じ、思いきってやめました。
4. フリーランスになり日本の仕事をする
仕事をはやく見つけないと、、と早々に転職活動をはじめてはいたのですが、
並行して日本の仕事を完全リモートでやれないかとも考えていました。
実はドイツ企業で仕事をしていたとき、給与をもっとあげたかったので副業許可をもらい
Lancersなどクラウドソーシングをつかって海外リサーチの仕事をやったり、Wantedly経由でマーケティング支援のお仕事をやったりしていました。
その延長で、他にもクライアントさんを見つけることができ、海外フリーランスとして日本の企業の仕事をメインに生活することになりました。
▼クラウドソーシング「ランサーズ」
在宅での単発での仕事がたくさんあり、また良いお仕事ができると継続して発注してくれるクライアントさんも結構います。
単価の交渉もできるので、慣れてきて自分の価値が上がったと感じたら交渉するのが良いです。
ベンチャーから大手企業まで幅広いお仕事の募集があります。
リモートOKと書いていなくても、ベンチャー企業であれば交渉してみたほうがいいです。
わたしはリモートOKでなく、やりたい仕事基準で選んでリモート勤務をお願いしました。
フリーランスって、それなりに高い知識とスキルを必要すると思っていたのですが、時代のおかげもあり(インターネットすごい)、
社会人生活で一番自由でストレスフリーな生活をすることができるようになりました。
5. 海外フリーランスに向いている人
まだまだ駆け出しですが、どんな人が海外でフリーランスになれそうかというと、今のところわたしが思うのは下記3つです
・WEB系の仕事
・丁寧なコミュニケーションができる
・業務の推進力がある
フルリモートOKの仕事は、WEB系の仕事がほとんどです。
また、返信が早くて丁寧だったり、出し戻しがない、などなど丁寧なコミュニケーションができないとクライアントさんにとってはかなり負担になってしまい、信頼されません。
自分で考えて、先回りして業務をどんどん進めていくことも重要で、例えば指示しなければ動けなかったり、先を見通した発言や行動ができないと、クライアントさんからすると不安だし、手離れが悪いと思われてしまいます。
海外の場合は時差があるので(特にヨーロッパだと時差7~8時間など)、そこを不利に働かせないようにすることが大事です。
全て、わたしは意識して気をつけるようにしています。。
(気をつけていても、できないことも多々ありますが;;)
6. まとめ
海外でフリーランスというと、前まではハードルが高いイメージでしたが
時代や社会状況が変わってきたおかげでそこまでハードル高いものではなくなりました。
前職で著しい結果を出してなく尖ったスキルと長い経験がある訳ではないわたしでも、なれました。
人材不足の今はチャンスかもしれません。。笑
わたしの経験談が役立つかはわかりませんが、気合いを入れてめちゃくちゃ頑張らなくても海外フリーランスになれたという事実が、誰かの背中を押せたらいいな〜と思っています。
具体的に海外フリーランスになるにはどんな職種があるのかは、こちらの記事に書きました。